【NFTは詐欺？】NFTはネズミ講では無いと言える理由３個

先に結論。NFTはネズミ講ではありません！

この記事を読む事でNFTがねずみ講と言われる理由が分かると同時に、NFTがねずみ講ではないと言い切れるような状態になります。

記事の前半ではねずみ講の仕組みとNFTがねずみ講と呼ばれる理由を解説をしつつ、記事の後半ではNFTがねずみ講ではないと言える理由と詐欺に合わない方法を解説します。

ネット上の「NFTはネズミ講だ」の声

そもそも「ネズミ講」ってなんだっけ？

まずは、ねずみ講の意味から理解していきましょう！

「ねずみ講＝悪・違法」と認識しつつも具体的には説明が出来ない方もおられると思います。

ねずみ講とは：先に組織に加入した者が、後に加入した者から金銭を受け取ることを内容とする、金銭の配当組織。

NFTはネズミ講と言われる理由

ねずみ講の復習をした上でNFTはねずみ講と言われる理由を列挙していきます。

NFTのロイヤリティ報酬

NFTのロイヤリティ報酬がねずみ講の配当金と同じ見方をされています。

NFTのロイヤリティ報酬とは：NFTが売れるたびに売買金額の数％がNFTプロジェクト運営者に支払われる事

	ねずみ講	NFT
商品	なし	あり
転売	出来ない	出来る
配当金	あり	なし
保有特典	なし	あり

コミュニティの存在

NFTにはコミュニティが形成されており、ねずみ講会員の集合体と混同されています。

	ねずみ講	NFTコミュニティ
公共性	なし	あり
意思決定	上位層のみ	全員
入会金	あり	なし or NFT

NFTコミュニティはNFTを盛り上げたい、将来性を感じている人たちの集合体です。

加えてNFTを持っていなくても参加できるコミュニティがほとんど。

会話を楽しんだり有益な情報を得たりする場所として機能しています。

ねずみ講のように紹介者を必死に探す必要は一切ありません。

そもそもNFTを理解していない

NFTがどんなものか理解しておらず、断片的な情報で「ねずみ講」と判断してしまうケース。

NFTがネズミ講（違法）ではない理由

次にNFTがNFTがねずみ講（違法）ではない理由を解説します。

紹介しても利益にならない

ねずみ講は新規会員を紹介すると紹介料や配当金がもらえます。

しかしNFTの場合、誰かにNFTを紹介しても紹介料などの利益を得る事はできません。

商品が存在する

ねずみ講は商品が存在しません。

しかしNFTはクリエイターが丹精込めて作ったNFTアートという商品が存在します。

NFTアートはSNSのアイコンやApplewatchの待ち受けに出来る用途があります。

誰でも売買できる

ねずみ講の会員権は紹介制で購入が可能。買った会員権を売ることは出来ません。

しかし、NFTは誰でも購入が出来、売るのも自由です。

データの改ざんができない

ねずみ講は運営者の意思でルールの改定や会員権の修正が可能。

NFTはNFT自体と取引履歴がブロックチェーン上で管理されるため修正は不可能。

NFT運営者でも修正は出来ない仕組みとなっています。

大企業が参入

2023年1月の時点でなんと有名トップブランド100社中、43社がNFTを取り入れているのです。NIKE、スタバ、コカ・コーラ、グッチなどが既にNFTを利用しています。

知らないとヤバい。スタバ、マクドナルド、ナイキ、ルイ・ヴィトンまでNFTに参入しWeb3に本気。海外での意外なNFTの使い方をリプ欄で解説します pic.twitter.com/zOc63F52zx

— りくひろ (@RIKUHIRO7) April 17, 2023

世界的HIP HOPアーティストのスヌープ・ドッグとエミネムもNFTの世界に参入しておりNFTが登場するMVも作成。

I still think @Eminem is destined to buy my @BoredApeYC one day. pic.twitter.com/JuoNdE446Q

— GeeGazza  (@Gee__Gazza) November 2, 2021

日本政府も注力

日本政府もWEB３事業を強化する動きをしています。

岸田総理は2022年5月の講演で「ブロックチェーンやNFT、メタバースなどweb3の推進のための環境整備も含め、新たなサービスが生まれやすい社会を実現する」と言及。

さらに岸田首相は2023年7月のWeb3カンファレンス「WebX」にビデオ登壇。

政府として「Web3の推進に向けた環境整備」に取り組んでいることをアピールしました。

期待できる将来性

NFTの市場規模は拡大する傾向にあります。

2022年から５年間で市場規模は約４倍になる予測も。

【世界調査レポート】NFT市場規模の今後を予測、5年で4倍の約2兆円に急拡大できるワケ

つまり、NFT市場規模は拡大しNFTの価値が広まっていく可能性があります。

ネズミ講/詐欺に合わないために注意する事

ここまでの解説でNFTはねずみ講ではない事は分かっていただけたと思います。

しかし、NFTにはねずみ講ではなくとも詐欺が存在します。

詐欺被害を防ぐための注意点を解説しますね。

信頼できるNFTか判断するポイントは以下５点

ひとつずつ解説していきます。

NFTコミュニティ活動が活発か

詐欺NFTの場合、コミュニティが閑散もしくはコミュニティ自体存在していません

NFTコミュニティ活動が活発か確認します。

NFTの価値はコミュニティ活動が重要要素です。

DiscordとX（Twitter）を使ってコミュニティの活動量を確認しましょう。

	チェック項目
Discord	参加人数・部屋数・発言頻度
X(Twitter)	フォロワー数・ポスト数・リポスト数

DiscordとX（Twitter）のリンクはOpenSeaコレクショントップページに置いてあります。

NFT取引量の多さ

詐欺NFTの場合、二次流通ほぼされていない。もしくは超低価格で投げ売りされています。

NFTがどれだけ取引されているかチェックしましょう。

最新のNFT情報を仕入れる

大規模な詐欺案件はSNSなどで注意喚起がされます。情報を逃さないようNFTの重要人物をフォローしておきます。

X、Voicyで以下の方達をフォローして最新情報を得るようにしましょう。

また、情報を正しく理解するためには勉強も必要です。

運営に実績/知名度があるか

詐欺NFTは運営者が不明、もしくは知名度が低いことが多いです

NFT運営者にこれまでの実績や知名度があるか調べていきます。

信頼できる運営者かどうか判断しましょう。

判断する際は国内主要NFTの運営者の知名度と比較してみてください。

NFTプロジェクト	ファウンダー/運営	知名度
CNP	イケハヤ氏	Xフォロワー数53万人
LLAC	しゅうへい氏	「フリーランスの学校」受講者23,000人
しきぶちゃん	BUSON氏	SNS累計フォロワー数110万人

DMからの誘いは全て詐欺

一番重要なポイント、DMでくる話は全て詐欺です。

DMは徹底的に無視しましょう。できれば開封もしないでください。

DiscordはDM機能をオフに出来るのでオフ設定にしておきましょう。

よくある質問

NFTはネットワークビジネス（マルチ商法）なの？

NFTとネットワークビジネスは別物です。

しかし、NFTを手口とした悪質なネットワークビジネスが流行しているので注意してください。

マルチ商法の注意喚起（伊勢市HP）

NFTは違法？

NFTは合法です。

日本政府も注力する次世代技術として注目されています。

まとめ

本記事ではNFTがねずみ講ではない理由を解説しました。

NFTはねずみ講ではなく、政府や大企業も認めた革新的なサービスであることが分かっていただけたと思います。

インターネットやスマホが生活必需品となったのと同様、NFTや仮想通貨/暗号資産が私達の生活になくてはならない存在になる日は遠くないでしょう。

なおNFTを購入するには仮想通貨/暗号資産口座は必須になります。

欲しいNFTが見つかったけど口座が無くて買えなかった…とならないために口座開設は事前に済ませておきましょう。