NFTの95％が無価値って聞いたんだけど本当なの？
2023年9月に専門家が「NFTの95％が無価値」とポストし話題になりました。
本記事はNFTが無価値と呼ばれる理由と、価値あるNFTの見分け方を解説します。
筆者は実際にＮＦＴアートを複数所持しNFTアートの価値の乱高下を体験しています。
前半は『なぜNFTが無価値と言われるのか』を解説しつつ、記事後半では『価値あるNFTの見分け方』を具体的に解説します。
この記事を読むことで、NFTの価値を理解でき、価値あるNFTに投資する方法をマスターできるでしょう。
目次
NFTは無価値と言われる9個の理由
NFTは無価値と言われる主な理由は以下９個
- コピーが可能
- 誰でも作れる
- 投機的な値上がり
- 価値が下がる可能性がある
- 需要＜供給
- 利用者の人口が少ない
- 運営のマーケティング不足
- ゴミNFTが多い
- 法的整備が整っていない
ひとつずつ解説していきます。
コピーが可能
NFTアートは画像なので簡単にコピーする事が可能です。
なぜならJPEGやPNGファイルで作られているから。
誰でもスマホやPCにコピー画像を保存する事ができます。
誰でも作れる
NFTは誰でも作ることが出来ます。
自己満足や個人的記録のために作ったNFTは他人にとっては無価値ですよね。
投機的な値上がり
NFTは投機目的で購入され価格が値上がりします。
2021年のNFTバブルでは数千万～億単位で取引されるNFTも。
投資家たちがこぞってNFTを購入しバブルが引き起こされました。
価値が下がる可能性がある
NFTの価値は仮想通貨/暗号資産市況とNFTを取り巻く環境によって左右されます。
人気NFTでも外部環境が悪くなれば価値は目減りしていく可能性があります。
需要＜供給
需要よりも供給が多い状態。
つまり、NFTが買われずに余っています。
NFTの供給は需要を大きく上回っているのだ。調査対象となったコレクションのうち、完全な所有権を主張できるのはわずか21％。つまり、5つのコレクションのうち約4つが売れ残っていることを意味する。
https://artnewsjapan.com/article/1622
利用者の人口が少ない
日本のNFTホルダーは約1.5万人と推定されています。（2023年8月）
つまり日本人の0.01％しかNFTを利用していません。
まだ市場規模が小さすぎるのです。
運営のマーケティング不足
NFTプロジェクトには必ず運営者・企画者が存在します。
運営がマーケティングに失敗するとNFTの価値は下がってしまいます。
さらに、事実としてNFTリリース後に運営を放棄するプロジェクトも存在します。
ゴミNFTが多い
ゴミNFT、つまり価値の無いNFTの事。
電子ゴミなどと呼ばれたりもします。
「売れ残ったNFT＝ゴミNFT」と断言は出来ませんが売れないNFTが数多く存在するのは事実です。
法的整備が整っていない
日本ではNFTに関する法的整備が整っていません。
専門家ごとに見解が違い、明確な答えが出せない状況にあります。
そうだね！
この事実を理解した上で、次に「無価値でない理由」を見てみよう！
無価値でないと言える12個の理由
では逆に、無価値では無いと言える理由を11個ご紹介します。
- 偽造不可能
- 所有者を証明できる
- 市場規模の拡大
- 画像販売以外の用途
- 大企業や有名人の参入
- NFTゲームの普及
- メタバースとの相乗効果
- ビジネスチャンスがある
- クリエイターへの永続的な還元
- ホルダー同士のコミュニティ形成
- 所有欲が満たせる
ひとつずつ解説していきます。
偽造不可能
NFTは世界に一つしか存在しない唯一無二の価値を形成しています。
なぜならNFTを偽造する事は不可能だからです。
実は、NFTの一つ一つに固有のアドレスが与えられており、その情報はブロックチェーン上に残るため、偽造品との区別は容易に行う事が出来ます。
コントラクトのアドレスが本物である事を証明してくれる
所有者を証明できる
NFTはデジタルデータの所有者が誰であるか証明する事が出来ます。
下記はOpenSeaのNFTアート画面。
所有者「you」となっており、このNFTはあなたが所有してますよ。と表示
誰かがこの画像を使っていたとしたら偽物（コピー品）だよ！
市場規模の拡大
NFTの市場規模は拡大する傾向にあります。
2022年から５年間で市場規模は約４倍になる予測も。
【世界調査レポート】NFT市場規模の今後を予測、5年で4倍の約2兆円に急拡大できるワケ
つまり、NFT市場規模は拡大しNFTの価値が広まっていく可能性があります。
今はインターネットが出始めた時と似てるよ！
みんながNFTを使う時代は意外とすぐかもね！
画像販売以外の用途
NFTは画像販売だけ出来る訳ではありません。
NFTの用途
- 音楽
- 動画
- 画像/イラスト
- ゲーム
- 入場券（NFTチケット）
- 証明書
NFTチケット、実は既に利用されてるんだよ！
日本のチケットサービス「チケミー」は手軽にNFTチケットが購入可能！
大企業や有名人の参入
2023年1月の時点でなんと有名トップブランド100社中、43社がNFTを取り入れているのです。NIKE、スタバ、コカ・コーラ、グッチなどが既にNFTを利用しています。
世界的HIP HOPアーティストのスヌープ・ドッグとエミネムもNFTの世界に参入しておりNFTが登場するMVも作成。
エミネムはあの「BAYC」のオーナーだよ！
購入額はなんと5300万円！
NFTゲームの普及
NFTの偽造不可・改ざん不可という特性を活かしたNFTゲームが普及しつつあります。
NFTを利用したゲームはPlay to Earnゲームとも呼ばれ、ゲームを遊びながら稼ぐ事ができます。
Play to Earn=遊んで稼ぐ
東南アジアではNFTゲームで生活してる人もいるんだよ！
CNPがゲームをリリース
人気NFTプロジェクトのCNP（Crypto Ninja Partners）がバーニンウォーズというスマホゲームアプリをリリースしています。
CNPバーニンウォーズ
開発元:Bucket Inc. (Japan)
無料
初のリリースにも関わらず無料ゲームランキング13位に。
ゲーム内でNFTは使用しませんが、CNPおよびNFTが普及するきっかけとなっています。
